核抑止論は論破されたか
2025/08/26
戦後80年、核廃絶が近々の課題とされる。ヒバクシャが高齢だからこそである。その一方で一部の政党が「核共有」とか更に「核保有しろ」と叫んでいる。声たかだかに言う方に言いたい。核で被爆していいのか耐えられるかと。無責任な言動だ。しかし、核保有の背後には「核抑止力で平和なんだと」と思っている人もいる。アメリカの核で日本は守られている。だから北朝鮮とか中国は攻撃できないと。いわゆる核抑止論である。平和団体は「核抑止論は破綻した」と言うが、本当かなと思う。最近「人間のミスがあるので、核があると危険だ」という人的ミス、過去のキューバ危機をさかんにいう人がいる。それだけでは「論破」したと言えない。核保有国は高度のシステムで保護していると反論するだろう。どう論破するかである。実は簡単でない。だから核抑止論が今もある。核があっても戦争は今も続けてらている。核保有とかといわれるイランと明確な核保有のイスラエルとの戦争てである。核があるから攻撃されないというのは幻想である。そして本当に核が使用されたら、全世界はそれで終わる。広島県知事が6日言う「核抑止は空想である、万有引力の原則のような普遍的物理的なものではない」と。まさに肝に銘じるべきである。そして簡単に核抑止論は論破されたと言うなかれ。そうしないと核保有が必要と信じている人の共感は得られない。